こばやし家のplain-table(角マル)

以前からオリジナルサイズの「plain-table」を使ってくださっていた小林ご夫妻。
一昨年にご家族が増え、最近その子が椅子に座ってごはんを食べるようになり、
テーブルのサイズが小さくなったとのこと。
家族で囲む、大きいサイズの「plain-table」をご依頼いただきました。

今回の天板は、チェリー。
かわいらしいサーモンピンクの色味が特長。
やわらかくて、やさしい印象を与えてくれます。
【size】W1500mm×D900mm×H690mm
ゆったりと4人、6人でも十分お使いいただける大きさです。

ずっと「plain-table」を使ってくださっていたご夫妻。
ゆえに、良く知っているカタチがそのまま大きくなるだけでは少し物足りない、
何か特別なものがほしいな・・・ということでした。
一緒に色々と考えながら我が家の家具を眺めていたところ、
つみ木にはめずらしく大きく丸みのとった家具、
(以前に実家の犬のために製作した、犬の歩行器「ドゥルク号」)
その"丸み"が気に入られたので、テーブルに取り入れることなりました。
そしてできあがったのが、角がまるいplain-table。
"ぽってり"とした優しい雰囲気が、とても気に入っていただけました。


‥‥千切り(ちぎり)のこと‥‥
なるべく無駄がないよう考えてカット(木取り)をしていますが、 どうしても"割れ"が入ってしまう時があります。
もちろん除ける時は除きますし、割れが入っていても問題ない場所であればですが。
そんな時、その割れをただ放っておくのではなく『千切り』というものを入れます。
写真の"蝶"のようなカタチをしたもののことで、割れがさらに広がらないようにするための昔からある工法です。
どうして先人たちの知恵は、こんなにも理に適っている上にお洒落なのでしょうか。
"割れ"さえも愛らしく見える・・・そんな素敵な"業"なのです。






  >> もどる