入学式の数日前、くうやくんに机を届けにいきました。 机が来る日をずいぶん前から楽しみにしていてくれたくうやくんは、 照れくさそうに喜んでくれました。
小学校に上がってから毎日使う勉強机。 だからこそ、その子自身に大きく関わるように感じます。 存在感や手触りなど、いろいろなことに大切に思いながら、 いつになく私たちも緊張しながらつくります。
2つの抽斗(ひきだし)の前板は、一枚の木からつくります。違和感なく木目が繋がり、綺麗に仕上がります。
「蟻組」という工法を用いた、つみ木のいつもの抽斗です。取っ手の木は、ブラック・ウォールナット。
同じみの本棚。 後ろから差し込んで取り付けます。 棚の高さもお好みで変えることができます。 また、下の写真のように棒を差し込むことで、取り外した後でも本棚のみでも使えるようになっています。
「 あ ・ と 」 くうやくんは3人兄弟の一番目。 くうやくんの机の天板と抽斗の前板は、 妹弟の、あーちゃん・とっくんへと 長〜く続きます。 (左側の三枚が天板、右側の短い板が抽斗) この木が再び対面するのは、2年後。 そして元の一枚の木のように繋がるのは、 とっくんが小学校に上がる4年後。 " あ・と " ふたつ。 私たちにとって良い4年後の目標です。
棚がなくなると、ぐっとシンプルに大人っぽくなります。