「toki」の行灯 『on And-on』

ゆらゆらと揺れる"和蝋燭"の光が、
"和紙"を通してぼんやりと穏やかな明かりになるのが良い。
そんなオーナーさんのご希望に添えるべく、製作させていただきました。
電気コードもいらない、シンプルな行灯に仕上がりました。

隙間からもれる光が床に反射して、より美しく見せます。
"照明"は、光が加わることで予想を超えた仕上がりになることが多く、
これが何より嬉しいことです。


四角のトレイから、
四角い平たい箱と縦長の箱が
浮き出たような・・・
そんなイメージです。


"和ろうそく"が入るサイズの引出し。
見た目に前後がないデザインになっています。



【 構 造 】
まずは、和紙を張った枠を
はめ込みます。
枠を押さえながら、ガラスを
上から差し込みます。
出来上がりです。

外側は和紙・内側はガラスという構造にしました。
これは、地震など万一の時に蝋燭が倒れたとしても、まずはガラスにあたり、
和紙に直接火が燃え移らないようにと考えました。
さらに、ガラスを上から差し込むことで和紙を張った枠を止めることもでき、
一石二鳥の優れものです。



蝋燭立ては真鍮の棒を曲げたもの。
蝋受けは木の皿で。
和蝋燭はあまり蝋がたれないため、
木のお皿で十分。
いたってシンプルなつくりです。


【on and on】の意味は、どんどん・引き続き。
まだまだかけだしの私たち。
「引き続き、どんどん、いきましょう!」の意味を込めて・・・。



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